2006年6月 別注カドカワ総力特集西川貴教より
(株)チームアクティブ 斎藤健一さん
全員参加型エンターテイメントのきっかけになった年
97年といえばダンスが印象深いですね。いろんな曲に振り付けがあったり、アクションがあったり。西川くんはダンスリハを一生懸命やっていました。ターンを研究したり、テレンス・トレント・ダービーとか?プリンスか?というアクションしたりして(古っ!!)。「joker」ツアーの時、初めて譜面ができました。それまで行き当たりばったりの曲アレンジから共通言語で意思の疎通を図れるようになって。これは事件でしたね。
西川くんはとても敏感なアンテナみたいな人です。空気感とか、流れ、タイミングがすごく大事。だから、ステージ上でのやりとりはその辺りに気を使ってます。目と目が合って、表情を見て、あとはお互いにうなずくだけ。言葉にすると軽くなってしまうことや言わないから通じることもありますしね。
この年はガムシャラに前に進んだ感じですが、この先やれる自信や確信とかの手応えはしっかり残りました。ぶつかりながら一つの空気を作っていく、全員参加型エンターテイメントのきっかけになった年と言えると思います。