Author archives:

冬季休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、下記の日程におきまして冬季休業とさせていただきます。

■冬季休業
2018年12月28日(金)〜2019年1月6日(日)

※2019年1月7日より通常営業となります。

休業中に頂きましたお問い合わせにつきましては2019年1月7日以降、順次対応させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情をいただきありがとうございます。
社員一丸となり全力を尽くしますので、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

株式会社チームアクティブ

HPリニューアルのお知らせ

本日、チームアクティブ HPをリニューアル致しました。
ブックマーク、お気に入り登録をされている方は、お手数ですが登録の変更をお願い致します。

→新HP URL:http://teamactive.jp

今後ともチームアクティブを何卒よろしくお願い申し上げます。

音楽文化を支えるローディーの第一人者

帝国データバンクニュース”COMPANY NOW! 第357回”2007.03.16より

(株)チームアクティブ 代表取締役 河原真澄

コンサートやライブ会場には必ず、縁の下の力持ちがいる。楽器・アンプなどの機材の搬送からセッティング、チューニングなど、音出しに関わる「ローディー」と呼ばれるスタッフだ。楽器を搬送しセッティングするだけではなく、アーティストの要望する音を”作る”ローディーは、経験から得るテクニックやノウハウが求められる。(株)チームアクティブは、こうした専門性を備えたスタッフを擁するローディーのプロ集団だ。

当社の基幹業務はローディースタッフの派遣。スタッフは楽器・機材の搬送、セッティングを行うのはもちろん、場所・アーティストに合わせた音や効果を作り、本番中にもさまざまな調整を行う。アーティストを演奏に専念させ、コンサートのクオリティを向上させている。ところで、20年ほど前まで日本にこの「ローディー」という概念はなかったという。それまでは「ボーヤ」と呼ばれるアーティストの付き人や事務所の担当者がライブを手伝う形で作っていた。現在の「ローディー」の形を確立させたのは、当社の河原社長。1983年、「白井貴子&クレイジーボーイズ」を担当し音楽業務の技術・ノウハウを蓄えた河原氏が音の職人として当社の前進となるローディー組織を結成したことが原型となった。92年に会社組織として当社が設立され、今では多くの有名アーティストが信頼を寄せるコンサートに欠かせない存在だ。

「アーティストがステージ上で求めることを理解し、コンサート全体のあらゆることに対応します」と河原社長が言うように、ローディーは音楽知識のほか一人ひとりのヒューマンスキルが不可欠。年間200アーティストものコンサートライブを手がける当社は「人が資本」の会社だ。「将来的にはローディーの学校を作りたい」という言葉からもうかがえるよう、業界の第一人者としてローディーの育成を重視する。

現在、音楽業界もデジタル化が進み、音楽配信などから新しい曲が簡単に手に入るようになった。だが、河原社長は言う。「デジタル化が進むこと自体は悪いことではありませんが、アナログの良さが忘れられてしまうことは怖いですね」。限られた容量の中に”音を凝縮”させているMP3プレーヤーや携帯電話から聞くデジタル音楽しか知らない人が増えていることを危惧する。「ライブで音源から人間の体に直接届く音には力があります。環境によって音は変わりますし、音が環境を変えることもできます」。質の違いを誰よりも知る音のプロは言い切る。

音の職人集団である当社は、時代の潮流に合わせて発展しながら”本物の音”を体感できるライブの場を守り、”音”の追求を続ける。

音に生きる15の職人

“カスタムピープル”12月号増刊「音に生きる2006年Winter」より

(株)チームアクティブ ローディー部チーフテクニシャン 三島陵太郎

幕が開き、ライヴが始まる。ファーストステージが終わり、一旦アーティストが袖にはけると舞台は暗転。すると舞台の袖から人が現れ、暗がりのなかで楽器を入れ替えたり、マイクスタンドを立てたり、ドラムを叩いたり、ギターを弾き始める。そして彼らが再び袖にはけるとアーティストが登場しセカンドステージが始まる。
幕間、幕間に現れ、暗がりのなかうごめく彼らはいったいどんな人たちなのだろうか。

「僕らは潤滑油みたいなものです」

そう語るのは三島さん。彼の職業は”テクニシャン”という。楽器や機材に関する幅広い知識でミュージシャンをサポートしていくのが彼の仕事だ。
彼らは ミュージシャンから命の次に大切な楽器を預かり、ギターやベースなどのメンテナンスやチューニングを担当する。もちろんライヴにも同行する。ライヴではバンドが使用する機材の運搬・セッティングを行い、本番が始まると袖に控えておき、いつなんどき起こるともわからないトラブルに備えて袖で待機。ミュージシャンが楽器を取り替えるときも、彼らはそのアシストをする。ステージの暗がりでうごめく人々の正体、それは彼らだったのである。

テクニシャンはもちろんツアーにも同行する。海外ではツアーを”ロードする”といい、アーティストも含め、そのツアーに関わるすべてのスタッフのことを”ローディー”と呼ぶ。それに由来し、彼らを”ローディー”と呼ぶことが多いが、最近では”テクニシャン”または”テック”という言葉が定着してきている。

この世界に入って16年のベテラン・テクニシャン三島さん。もともとは地元名古屋でアルバイトをしながらバンド活動を続けていた。「どうせやるなら東京で」そんな思いから20歳のときに上京。

「姉の知り合いから今の会社を紹介されたんです。大道具のバイトをしていたんだけど、うちで仕事してみないかって言われて。ギタリストを目指していたから勉強にもなるかなって思って始めたのがきっかけでした」

地獄だった1年目はかけがえのない1年

「あるアーティストのツアーに同行したんです。結構長いツアーで、リハーサルを含めてほぼ1年かけて全国をまわりました。そこで1から全部覚えていって・・・」

最近の日本は、どこかよそよそしく、他人行儀。他人を本気で怒れる人が少なくなったといわれているが、三島さんの新人時代は違う。ヘマをすれば、他のセクションの人から怒られたり説教されたりというのは、ごくごく当たり前のことだった。また、ツアーのスタッフは、バンドのメンバーもひっくるめて全員”家族なんだ”という意識でやっていた。だから、みんなでツアーを作り上げていくという意識があり、他のセクションの仕事を手伝ったりして、みんなで補いあったという。そして1日の仕事が終わってホテルに帰るとそのまま師匠の部屋に行き、その日の反省会と”ローディー”に必要な知識を学ぶ勉強会をした。

「毎日寝るのは朝の4時、5時でした。それからもう7時には起きていましたからね。きっと若かったからできたんでしょう。ほんと大変でした。いやでいやでしょうがなかったけど、余計なことを考えるヒマも時間もなかったんですよね。自分はド新人で何もできなかったから、みんなに付いていくのに必死で。とにかく日々生きていくのが精一杯でした」

今、思い返すと実は一番大事な時期であり、その1年で三島さんがこの世界で生きていく基盤ができたと言う。そうして必死に食らいついていった1年。少しずつ”ローディー”としての仕事が見えてきた。

そしてローディーを始めて3、4年したころ、地方でのツアーであるひとつの出来事があった。本番が終わり、観客も帰り、会場の片付けに入ろうというとき、1人、帰ろうとしない女の子がいるのだ。当然お客さんがいるから片付けに入るわけには行かず、撤収の時間だけが迫っていた。正直「面倒くせえな、早く帰れよ」と思っていたという。早く片付けに入りたかったのだ。本番を終え、身体の疲れはピークに達していた。舞台監督も「もう片付けちゃっていいよ、電源も落としちゃってよ。片付け始めればあの子も帰るでしょ」と。するとその女の子がスタッフのもとへ歩み寄って来て、一言「スタッフのみなさん、ありがとうございました」と頭を下げたという。

「そのときは自分が恥ずかしくて・・・、俺は何を思っていたんだろうって。当時もまだミュージシャンになる夢は捨て切れずに持っていて、そんななかでもこの仕事に対する魅力も感じていて。喜びも辛さも見えていて・・・。でも本質はわかっていなかったんだなって」
音楽にたずさわっていくってことがどういうことなのか、そのときその子に初めて教えられた気がしたという。自分のやっていることは人から「ありがとう」と言われる仕事なんだと。

三島さんはその出来事から、この仕事を続けていくことを決意した。そしてこのときのことはいまもずっと三島さんの心に焼き付いている。

一番近い立場にいるから テックは潤滑油になる

ミュージシャンにとってかけがえのない存在であるテクニシャン。ミュージシャンの身体の一部とも言える”道具”を預かる=守る仕事をしているのだから。ミュージシャンが最高のライヴをするためには、欠かすことのできない存在。

「立場的にはミュージシャンに一番近い存在なのかもしれません。ただ、だからこそミュージシャンとお客さんの間もそうだし、ミュージシャンと別のスタッフ、たとえばPAや舞台監督、照明・・・。ミュージシャンを中心に関わる人すべてのスタッフに対して僕らが潤滑油に、パイプ役にならなきゃいけない、そう思っています」

ミュージシャンがもしスタッフに言いにくいことがあったら、それに気づいてあげて、代わりにそれを伝える。楽器で音だけを作ればいいというだけではなく、テクニシャンはミュージシャンの楽器以外にもケアする部分がたくさんあるのだ。舞台の袖で楽器のみならずミュージシャンごと見守るテクニシャン。

「もしアーティストが愛だの恋だのと歌ったり、友情だのがんばれだの歌っていたら、同じものを思いながら、同じことをやらないと」
今、ミュージシャンが何を求めているのか、何を表現したがっているのか、観客に対してどういうことをしたがっているのか。それを常に考え、察する。直接それをテクニシャンがわかったところで、なにかをできるわけではない。彼らはあくまでもミュージシャンのサポートなのだから。大切なのは、いかにそれらをくみ取り、その上で、どうサポートしていくかということ。ミュージシャンの楽器を預かるということは、つまりそういうことなのだろう。テクニシャンは楽器を相手に仕事しているのではなく、”人”を相手に仕事をしているのだ。

最後に、三島さんに、テクニシャンをやっていてうれしいと思う瞬間とはどんなときかたずねてみた。
「アーティストから『今日すごい気持ちよくできたよ』って言われることは僕らにしてみれば最高の褒め言葉ですよね。何がどうだってわけでもないんだけど、すっげえ気持ちよくできた、ありがとう。そう言われたら、もう今日1日やってよかったなって。それが仮にアーティストが言わなくても、お客さんが満足ならそれはそれでうれしいんですよ。結局、ありがとうって言われるのが最高だと思うんですよ」

もし今度ライヴに行くことがあったら、暗がりのステージに注目して彼らの姿を追いかけてみてほしい。彼らは決して観客に見られることを望んではいないけれど、華やかなステージのすぐ横には彼らのような人がいる。それを感じることができたら、またちがった感動を得ることができるかもしれない。

お仕事図鑑

2006年7月 月刊 Birth-Day!! より

(株)チームアクティブ 大和正尚さん

ライブハウスやホールなどのコンサート会場で楽器をいじっている人を見たことはありませんか?
そのお仕事をしているのが、ローディーです。
楽器のセッティングだけでなく、機材の積みおろし、チューニングなど幅広く作業しています。

ローディーとは”孫の手”である。

この仕事自体、最近できた職業なんであまり知られていないんじゃないでしょうか。ライブが始まる前にギターとかを弾いてチェックしてる人、あれがローディーですね。専門の知識や経験をプロのミュージシャンに買ってもらっているんですよ。

仕事の内容を大雑把に言うと、朝トラックから楽器をおろして、夜トラックに積み込むまでの楽器の管理です。楽器には精密なものがあったりするから1個1個きちんと管理しなきゃいけない。力仕事ですけど、同時に丁寧さを求められる職場ですね。現場に入ったら、まずギターの調整をしたり、ドラムの皮を張り替えたりして、音を出せる状態に整備します。ステージに楽器が出せる状態になったらセッティング。それが終わった頃にミュージシャンが入ってきて、リハーサルをして、本番です。それからも忙しいですよ。本番直前まで最終チェックをしたり、本番中もギター・チェンジをしたり、現場によっては音色を切り替える場合もありますね。それで本番が終わったら、舞台を片付けてトラックに積みこむ、と。ほかにも舞台まわりの手伝いもしますから、結局ライブ全体に関わってますね。手が空いていれば、僕らはなんでもやりますから(笑)。

この仕事をしていて一番うれしいことは、バンドのメンバーが楽しそうにライブをやり終えること。ライブって、どうしてもトラブルを避けられないものなんです。たとえば、イージーミスのような人為的なものだったり、機材が壊れてしまったり、それに僕らがどう対応できるかによって、メンバーの気持ちも変わってくると思うんです。多少トラブルがあっても早く対処できて「それが気にならないくらい、いいライブができた」とかね。そのためにどんなことが起こりうるか、頭の中でシミュレーションしてきます。「このアンプが壊れたら、あの大きいアンプを出せるようにしておこう」って。大変ですけど、ツアーの最終日にメンバーから「あのときは本当に助かったよ。ありがとう!」っていう一言をもらえれば、それだけで本当に嬉しいし、次もやろうって思えますね。

相手が何を考えているかを常に思いやることは、作業をするうえでとても大切です。ローディーって、人一倍気遣いが必要な仕事なんです。楽器を直すことはもちろんなんですが・・・たとえば、視線で何かを探している人がいるとして、そこに探していたものがポンと出てきたら、向こうも「こいつなかなかやるじゃん」って思ってくれるわけですよ。それが信頼にもつながると思うんですよね。ミュージシャンからしたら、楽器は命。それを預かる身だからこそ信用第一。だから、相手への思いやりを忘れずに、気づいたらかゆいところに手が届く、長年愛用される孫の手のような存在でいられたらなんて思っています。

ローディーを目指す人にですか? とにかく音楽をいっぱい聴いたほうがいいと思いますよ。ジャンルにこだわらず、幅広く。音楽が好きな人じゃなかったらできない仕事だし。ミュージシャンに「○○みたいな感じの音がいいな」って言われてもその音を知らなかったら対応できないですからね。まったくの未経験でも大丈夫ですよ。コツは辞めないで続けることかな。現場に出て凹むことはいっぱいあると思いますけど、知識は後から付いてくるものなんだから続けることが大事ですよ。